生涯学習がスタンダードに
ライフ・シフトは「学び直し」がカギだ
人生100年時代に備え、教育→仕事→引退の順に同世代が一斉行進する「3ステージ」の人生から、複数のキャリアを渡り歩く「マルチステージ」の人生へのシフトを勧めたのが、英ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏らが著した『ライフ・シフト』だ。
2016年11月の発売以降、反響は続き、17年秋には安倍晋三政権が目玉政策に掲げる「人づくり革命」の一環で「人生100年時代構想会議」を設置、グラットン氏も有識者議員に起用された。
同会議で幼児・高等教育の無償化とともに、改革の柱として議論されているのが、社会人の「リカレント(学び直し)教育」である。
長寿化に伴い現役で働く期間が延びる一方、インターネットの発達やAI(人工知能)の台頭など環境変化は著しく、一つの分野のスキルで一生稼げる時代は終わりつつある。だからこそ社会人に、異分野の知識や能力を磨くリカレントの必要性が高まっている。
学びの四つの課題 それぞれに解決の兆し
社会人の学び直しは以前から必要性が叫ばれてきたが、日本で十分に根付いているとはいいがたい。厚生労働省の調査(下図)によると、その要因は大きく四つある。
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