「アースミュージック&エコロジー」をはじめ女性に人気のブランドを全国に1200店超展開するストライプインターナショナル。創業者の石川康晴社長は、経営者でありながら京都大学大学院に通う学生でもある。業界の風雲児はなぜ学び続けるのか。
MBA(経営学修士)に通うきっかけは二つありました。
一つは、企業は社長の身の丈以上に成長しないと気がついたこと。社長の能力が低いと経営戦略を立てられないし、部下がすばらしい提案をしても、よいか悪いか見抜けずにはね返してしまう。それでは会社が伸びません。売上高が1000億円前後になったときに、「もう1回勉強しないと、自分の能力のせいで会社の成長が止まってしまうな」と危機感を覚えました。
そんな頃に、銀行に勤めているテニス仲間の女性から、会社に内緒でこっそりMBAに通っている話を聞きました。ハッと気づいたのが、「会社に隠してでも勉強したい人がいるんだ」ということ。そして、僕みたいに比較的自由がある立場なら、「行けない理由はない」と受験を決めたのです。
ところが、ユニクロの柳井正社長に相談に行ったら、反対されました(笑)。「MBAは(経営者が)取るものではなくて、(取得者を)雇うものだ」と。僕がカチンときて言い返すと、「そんな暇な時間があったら仕事しろ」と諭された。それでもわれわれのようなベンチャーは、学習意欲のある人を応援できる体質にしなければいけない。まずは、トップである僕が第一歩を踏み出しました。
4年間通って感じていることは、一言で「行ってよかった」。今は最終学年なので、週1回か隔週で京都に行って授業を2コマ取っていますが、1年生のときは週に3回、12コマ入れていました。
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