流動性はわかりにくい概念かもしれないが、ネットオークションを考えてみるとよい。ある商品が数量限定の割引価格で売られていたとする。たくさん注文しても割引価格で買えるのが流動性の高い状況。一方、わずかの注文で売り切れ、すぐ定価に戻ってしまうのが流動性の低い状況だ。株式市場もこれと同じと考えていい。
近年の株式市場では、HFT(高頻度取引)が入ってきたため、投資家が注文を入れるスピードの差が顕著に拡大している。スピードの遅い注文では希望価格で取引できないことがある。
金融庁は今春からHFTの登録制を始める。これを嫌って日本から撤退するHFTも出てくるのではと心配されるが、大きな変化はないだろう。むしろHFTはえたいが知れないとの懸念が登録制で払拭されるならよい。
HFTは先ほど説明した流動性を高める貢献をしているというのが私の認識だ。HFTは、大量に買いたい人に売り、大量に売りたい人から買う短期取引で収益を上げている。つまり同じ価格でたくさんの売買を可能とする役割を担っている。
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