今や生活の足として必要な交通手段を、他人と共有する時代だ。海外では自動車メーカーも巻き込んで、ライドシェア・カーシェアの整備が進む。
ライドシェアとは自家用車に客を乗せて運ぶこと。客はアプリで車を探す。米国発のウーバーなどの配車アプリは新たな移動手段の形として世界中で普及しつつある。
しかし、日本ではライドシェアの導入に時間がかかっている。白タク行為(白ナンバーの一般乗用車が営利目的で人を運ぶこと)が道路運送法により禁じられているためだ。交通空白地帯を中心とした自治体などによる乗合タクシーや、長距離のライドシェアなど例外はあるが、日本進出から3年経つウーバーも、ライドシェアには手を出せぬまま、タクシー配車に専念している。

新サービスに客を奪われる危機感をあらわにするタクシー業界や、安全を担保できないと主張する国土交通省による反対が根強く、規制緩和の議論はほとんど進展していない。
一方、他人と車を共有し使った分だけ払うカーシェアは、日本でも普及が進みつつある。業界最大手のパーク24が運営する「タイムズカープラス」は、会員90万人以上、シェアカー約2万台に上る。レンタカーと異なり15分刻みで利用でき、使った分だけ支払う。主婦層が買い物や送迎用途で登録するほか、法人需要も急増している。
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