有料会員登録 東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #教養としてのテクノロジー

村上憲郎「すべてはわかったふりから始まる」 テクノロジー賢者に学ぶ原理と潮流 8

2分で読める 有料会員限定
(撮影:尾形文繁)

すべてはわかったふりから始まる

2003年にグーグルに入る直前、当時のエリック・シュミットCEO(最高経営責任者)に「あなたはAIに詳しいんだよね」と聞かれた。「最近の技術はわかりません」と正直に返すと、エリックはこう言った。「わかったふりができればいい。実は私もわからないんだよ」。

グーグルの要職にいた人物ですら、最先端のテクノロジーには「わかったふり」をしている。もとより高校時代に数学・物理学とお別れしたような人ならば、インターネットやAI、量子コンピュータなんかの原理を深いところで理解しろというのは土台無理。

ただよくないのは、「これは自分にはわからない、難しいことなんだ」と思い込んでテックを遠ざけることだ。それが機械に負ける、仕事を奪われるという乱暴な話になって、いっそうテックを遠ざけてしまう。

誰でもその気になれる

テックオンチを自認する人は、電子工作用の格安パソコンボード・ラズベリーパイを買っていじってみるといい。完成品のパソコンではなく、むき出しのボードに触れてLEDでもつないでピカピカさせてみれば、誰でもコンピュータがわかった気になる。それが重要なのだ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数