10年で評価急上昇、京都の公立御三家
「 10年あれば学校は変わる」。そう話すのは京都市立西京高校の岩佐峰之教頭だ。同校は2003年に商業高校から改称し、中学校も併設されている。
今年の京都大学の特色入試(推薦入試)で全国1位、6人もの合格者を輩出。教育、文、農、工などさまざまな学部に生徒を送り出した。一般入試でも3年前に9人だった京大の現役合格者数を今年28人に伸ばした。

京都の大手塾・京進の嶋田豊氏は、「合格実績を着実に積み上げている印象」と評価する。京都の教育関係者は、西京高校と堀川高校、嵯峨野高校の3校を「京都の公立御三家」と呼んでいる。
論文作成を通じてやりたいことを発見
西京高校は「なぜ学び、何を学ぶのか」をつねに問いかける。西京高校に設置されているのは普通科ではなく、エンタープライジング科という専門学科だ。学科の特徴は論文を書いたり議論をしたりする独自科目にある。
まず高校入試の段階で記述が多い問題を自校で作成し、京都府全域から優秀な生徒を選抜する。
高校1年生独自科目では討論を通して論理的思考力を鍛える。たとえば「ポップカルチャーのヒットした理由」という身近なテーマについて、グループで話し合いながら結論を出す。
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