生活者目線の企画生む
リクルートマーケティングパートナーズ・ネットビジネス本部の川畑雄補さんは月曜日と金曜日にリモートワーク(在宅など社外勤務)をしている。現在の仕事は、保育園の連絡帳(通常は手書き)をデジタル化したアプリ『キッズリー』の開発だ。保育士の事務負担を軽減する一方、保護者はリアルタイムで子供の様子を知ることができるという。
リモートワークするのは自宅に近い吉祥寺のほか、保護者が集まりそうな場所。東京・京橋の本社で自分の机にかじりついているよりも、ユーザーの近くのほうがアイデアが湧くという。
自宅から本社までは片道1時間以上。リモートワークするようになり、新規事業を提案する社内コンペ「NewRING」に応募する時間的余裕もできた。「経営を学びたい」と、オンライン講座主体の大学院に入学。働きながら学び、今春、MBA(経営学修士)を取得した。
出会いの場として活用
コワオフィスで共創加速を実験
「成果は変えずに労働時間を減らし、イノベーション創出を加速させる」。リクルートホールディングスの田中悟・働き方変革推進部長は2015年4月から取り組み始めた「働き方変革」の意義をそう表現する。16年にはグループ全従業員がリモートワーク可能に。「NewRING」への提案数は20倍に急増した。
田中部長がその先に見据えているのは、異業種との協業で新事業創出を加速させる仕組みづくりだ。グループ横断の新市場開拓会社・リクルートコミュニケーションズ(RCO)では、リモートワークの進化系を実験している。
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