いしい・じゅんじ / 1975年弘前大卒業後、北海道拓殖銀行入行。同行破綻に伴い98年北洋銀行入行、2012年から現職。(撮影:長濱周作)
3000社の事業性評価をする
北海道内における今後の再編は、まったく念頭に置いていない。当行は1998年に北海道拓殖銀行から営業を譲り受け、2008年に札幌銀行と合併した。道内に4つあった地銀の3つがすでに一緒になっており、さらなる再編はあまり意味がない。当行は預金が8兆円あり、再編によってさらに規模を追い求めることもない。
とはいえ、金融当局が言うように金融機関は決算書だけに頼らず、事業の将来性を分析する事業性評価を強化する必要がある。この取り組みを通じ企業に有益なアドバイスとファイナンスを行い、顧客の企業価値を向上させていかなければ、今後の業況は厳しくなっていく。
ファンドによる資本支援も
16年10月から融資部門の中に事業性評価支援チームを設置している。彼らが司令塔となって各営業店と連携し、17年4月から始まる次期中期経営計画では、20年3月までの期間中に3000社の事業性評価を実施する。
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