チョコレートやクリームなどに使われる製菓用油脂・素材が強い不二製油グループ本社。消費者向けより企業向けの割合が多い。2017年3月期の営業利益は前期比16.4%増の見込み。来期も増益になりそうだ。
──業績好調の要因は何ですか。
チョコレートなどの消費が手堅く、主力の油脂事業が伸びているのが大きい。わが社の製品を幅広い食品企業が使ってくれて、供給が増えている。
──製菓用油脂に強く、しかもチョコなどの素材も製造しています。
チョコが持つ健康性が注目されてきた。エビデンス(科学的根拠)もたくさん出てきた。消費者の健康志向はこの数年間で高まり、特に食品メーカーによるこれまでの研究もあってチョコの存在価値が高まった。甘いから体に悪いというイメージは強いが、健康によい成分があることが認知され、それが製品化へとつながりわが社の供給増に効いている。
大豆事業を強化
──油脂に加え、大豆事業の拡大を打ち出しました。
創業以来、地道に続けてきた事業だが、ようやく勝負に出る体制が整った。豆乳や豆乳クリームなど、乳化発酵技術で他企業との協業による製品化を目指し、外食市場も開拓したい。油脂事業に次ぐ主力事業としてプレゼンスを高めたい。
──社長就任後、持ち株会社制への移行、ブラジルの大手チョコ会社買収とグローバル経営へ攻めが続いています。
社長に就任して4年、つねに言い続けてきたのは「変革」だ。いわば、不易流行。世の中に合わせて変化しなければならない。2月に発表した新中期経営計画も、その一環だ。20年に「あるべき姿」になる。そして30年には「ありたい姿」になる。それが目標だ。
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