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ゴーンを生み出したフランスの伝統教育 政財界に指導者を輩出し続ける

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グルノーブルの街には若者が目立つ。学生数は約6万5000。10人に1人は学生だ

パリから新幹線「TGV」で約3時間。フランスの南東に位置するグルノーブルは、周囲を山々に囲まれた観光都市だ。1968年には冬季五輪が開催され、その名が世界中に広く知れわたった。

同市は、「原発大国」のフランスで数少ない再生可能エネルギーの“先進地域”という側面も併せ持つ。自然の地形を利用し、他地域に先駆けて水力発電事業に着手。関連企業や大学も集積し、スマートグリッド(次世代送電網)の実証実験などにも取り組む。

この地で新エネルギー技術開発の一翼を担うのが「グルノーブルINP」という高等専門教育機関だ。同校はエンジニア系のグランゼコール(GE)の一つ。約5500人の学生が在籍し、環境、水、エネルギーなどの分野の研究に携わる。

グルノーブルINPの校内。卒業生は年間約1200人を数える
グルノーブルINPの外観。校内には現在、29の研究室がある

フランスの産業向け週刊誌『ユージン・ヌーベル』がエンジニア系GE134校を対象に実施した昨年のランキングでは、トップ常連の「エコール・ポリテクニーク(理工科学校)」に次いで2位という「目覚ましい躍進」(同誌)を遂げた。ヌルディン・アジサイド同校教授は「研究やイノベーションの領域で高評価を得た」と胸を張る。

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