複写機世界シェア2位(米ガートナー調べ)のリコーが、正念場を迎えている。
複合機を足した国内の市場規模は、法人顧客の紙離れなどにより頭打ち傾向にある。これだけを見れば業界世界1位の米ゼロックスと富士ゼロックスの連合や3位のキヤノンも同じだが、リコーは複写機への依存度が高い点がネックだ。2016年3月期は複写機を中心とするオフィスイメージング事業は6割強を占め、富士フイルムやキヤノンといった競合他社よりも高い。17年3月期はオフィスイメージング事業の不振から、前期比約6割の営業減益を見込むなど独り負け状態にある。
固定費の高さも重荷になっている。リコーの売上高に占める固定費比率は4割弱だが、競合他社は3割程度。背景には世界中で幅広いラインナップを提供すべく、世界中に人員を配置してきたビジネスモデルがある。しかし世界的にも複写機市場が伸び悩む中、従来のやり方は限界に来ている。「リコーが持っていた強みが今は弱みになっている」(競合会社幹部)。
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