ソニーが電池事業を村田製作所に譲渡すると発表し、日産自動車は車載用電池事業から撤退予定との報道が出るなど、再編機運が高まっている電池業界。電気自動車(EV)の普及で車載用電池の成長が見込まれる中、メーカーによる投資合戦は激しさを増している。電池専業の老舗、ジーエス・ユアサ コーポレーションはどう立ち向かうのか。村尾修社長に聞いた。
──育成中の車載用リチウムイオン電池事業は赤字が続いている。
2015年度は5億円程度の赤字だったが、今期は生産にかかる時間の短縮や歩留まりの向上、材料の低減が進み黒字化する計画だ。納入先の自動車メーカーの販売次第ではあるものの、現在の稼働率から言うと、今期の黒字化はまず間違いない。
──車載用電池の合弁が3社ある。合理化の余地はないのか。
ホンダとの共同出資のブルーエナジーはハイブリッド車用、三菱商事、三菱自動車工業との共同出資のリチウムエナジー ジャパンはプラグインハイブリッド車(PHEV)向けが中心。そして自動車部品大手の独ボッシュと三菱商事とのリチウムエナジー アンド パワー(LEAP)はEV向けでそれぞれ用途が違う。リソースが分散しているといわれるが、そういうことはない。
──中期経営計画(16〜18年度)では特にLEAPに期待を寄せているようだが。
LEAPでは20年ぐらいをメドに次世代EV用電池を生産し、ボッシュの販路を用いて販売していく。
──三菱自動車が日産傘下に入ったことで、リチウムエナジー ジャパンにどのような影響が出るのか。
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