有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #素材革命!

ユニクロの「ヒートテック」、驚きの大進化 衣料繊維の常識破る 4種の組み合わせ断行

3分で読める 有料会員限定

INDEX

(4)生活グッズ ユニクロのヒートテック

衣料繊維の常識を破る 4種の組み合わせを断行

染色技術の向上で、4種類の繊維では不可能といわれてきたボーダーや花柄も登場

2011年シーズンの販売目標は1億枚──。衣料製造販売のユニクロと、素材メーカーの東レが、それぞれ専門チームを設け、共同開発を続ける冬用機能性肌着「ヒートテック」。その開発現場では、両社の妥協なきやり取りが日々繰り広げられている。そんな中で生まれたヒートテックは、衣料繊維の常識を打ち破る“超”最先端衣料だ。

業界の暗黙知は無視 垣根を越えた開発

ヒートテックが誕生したのは03年。保温力の高いアクリル繊維と、体から出る水蒸気から熱を生むレーヨン繊維を組み合わせたシンプルな肌着として登場した。翌年には男性消費者の声を基に、吸汗速乾機能の高いポリエステルも編み込んだ。

ヒートテックが飛躍する転機となったのは07年。ユニクロは、それまでの3種類の繊維に加え、ストレッチ性の高いポリウレタン繊維を導入することによる着心地向上を提案。肌へのフィット感も増すため、発熱力も高まり、理論上は一石二鳥の提案だった。

が、これは衣料繊維としては、まったく未知の領域。機能性肌着は現在、イオンなどほかの多くの量販店でも販売されているが、その大半は3種類までの合繊にとどまり、4種類を編み込んだ肌着はほとんどない。4種類にすると通常の染色では均一に染まらず、色ムラが出るためだ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数