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ビジネス #ミクシィの焦燥

脱モンストへM&Aを進める 苦しかった時代を若手にも伝えていく

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もりた・ひろき●1976年東京出身。中央大学卒。IT企業を経て2008年ミクシィ入社。モンストブームの立役者の1人。13年執行役員、14年から現職。(撮影:今井康一)

──「モンスターストライク」の好調が続いている。中長期的な経営課題をどうとらえているのか。

いま絶対にやらないといけないのは、新規事業への投資だ。一時期の僕らはSNS「mixi」に大きく依存していた。しかしIT業界の波はすぐに変わる。全員で大きな一つの船だけに乗っていると、状況が悪くなったときに素早く軌道修正を図れない。(mixiが失速した)過去の経験があるので、モンストがヒットしてすぐ、得たカネやノウハウをほかの領域に分散させようと考えた。その第1号が「チケットキャンプ」を運営するフンザの買収だ。

──フンザの買収額は約100億円と、過去の買収額より1ケタ大きい。投資に踏み込んだ理由とは。

フンザの笹森良社長とは昔からの知り合いだ。事業の話を聞いていく中で、間違いなく新しい文化になりうるサービスと感じた。そこにミクシィの資金力や勝負勘のようなものをマッチさせられる確信があった。

もちろん新規事業を自分たちの手でゼロから作るに越したことはない。しかし(自社でやると)時間がかかるし、何よりサービスの考え方も凝り固まったものになりがちだ。

相当な覚悟での買収だったが、すでに想定を超える成長を見せている。「100億円は安かった」と言われるよう事業を大きくしたい。

──今後もM&Aを進めるのか。

そのつもりだが簡単ではない。フンザは企業文化やサービスの目指す点がミクシィと合致した。それはユーザーに喜んでもらうため苦労をいとわない姿勢だ。そこを僕らはいちばん大事にしている。ほかの社員にいい刺激を与えられるかも重要だ。

(買収で)いい仲間がどんどん加わってほしいとは思うが、こうした条件を満たすのは並大抵ではない。

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