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どんなにルーブル安でも中国人さえ投資しないロシア 中国政府系ファンドもロシア撤退のうわさ

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中国の経済危機がいわれて久しいが、報道によると、お隣のロシアは中国が風邪ならまさに肺炎という状態のようだ。

主力商品である原油の価格が暴落し、主要通貨に対しルーブルは大幅安。インフレ率も15%を超えた。経済成長にブレーキがかかり、先行きには悲観的な見通しが多い。

アジアに関心を寄せる筆者としては、アジアに多大な影響を及ぼしうるロシアに変化があるなら、実地検証をしないわけにはいかない。

初訪問なので過去と比較できないが、人々の暮らしが厳しいようには見えなかった。シベリアのイルクーツクでも、大都会のモスクワやサンクトペテルブルクでも人々は穏やかに見え、悲壮感はまったく漂ってはいない。

1991年に政府派遣でモスクワに留学し、その後25年ロシアに住む中国人は笑いながら言う。「ソ連崩壊後、ロシアは何度もとんでもない危機に瀕してきた。それに比べたら、今回の経済危機など大した問題ではないよ」。確かに98年は対外債務の返済ができない事態にまで追い込まれている。比較すれば、現在の症状は軽いのだろう。

決済通貨で大げんか

ただ、通貨価値の下落は深刻だ。同行者はしきりに「何を食べても安い!」と口にしたが、実際シベリアでは普通のカフェでボルシチとピロシキを頼んでも200円程度である。モスクワのおしゃれなカフェでコーヒーを飲んでも1杯400〜500円。モスクワのホテルは食べ物に比べ異常に高いといわれても、そこそこのホテルが1泊1万円程度だ。かつて、ロシアはヨーロッパ並みの物価といわれたのがウソのようだ。「2年で通貨価値が半分になった」ことを実感させられた。

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