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ライフ #キレる老人

居座り続ける老害経営者 名経営者も“迷経営者"に

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「最近、東芝の話をすると老害だと言われる」──。日本郵政の西室泰三社長(80)は昨年12月の定例会見でそう発言し、東芝の相談役を辞任する意向を表明した。東芝社長就任以来、会長・相談役として20年間君臨。昨年4月に表面化した不正会計事件でも、新社長に室町正志氏(65)を指名した実力者だ。

もちろん会社に長く居座り続けるだけで老害というわけではない。筆者が考える老害経営者とは下図のような特徴を持つ。

よくみられるのが後継者候補の育成の阻害だ。トップに長く君臨すると経験豊富さゆえに周りの人間がどうしても劣っているように見え、我慢できずにしかりつけ、仕事を取り上げてしまう。典型的な「老い」の現象だが、人が育たないばかりか、優秀な人材も会社を去っていく。

このタイプは目障りな部下を排除する。トップの怒りを恐れる社員はトップを神格化する。下からあがめ奉られれば居心地がよく、その結果、地位に執着し自分に盾突く、あるいはいずれ自分の寝首をかくかもしれない目障りな存在を排除しようとする。

既得権益に執着し、自分が不利になる改革や情報の流出を阻止しようとするのも目立つ。2012年2月に損失隠しによる粉飾決算事件で逮捕されたオリンパスの菊川剛元会長(70、年齢・肩書とも当時)は不正の事実を長年隠し続け、自身が社長に起用したマイケル・ウッドフォード氏(51、同)がそのことを追及しようとすると社長解任に追い込んだ。ほかの経営陣は重要情報を知らされないばかりか、取締役会は異論を差し挟むことが許されないただの「承認機関」と化していた。

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