知っておきたい あの会社の為替影響
マイナス金利導入決定後もトレンドがはっきりしない円相場。現在、ドル円相場は1ドル=119円台、ユーロ円相場は1ユーロ=130円台となっている(ともに2月3日時点のレート)。
『会社四季報』が上場会社3601社を対象に行った調査(2015年10~11月実施)を基にドル、ユーロの想定為替レートと、1円の円安が通期営業利益に与える影響をまとめた。
1円円安の影響額を見ると、対ドルでは自動車、対ユーロでは電気機器を中心にプラス影響が大きい。トヨタ自動車は対ドルで1円円安になると通期営業利益が400億円程度上振れる。ソニーは対ユーロで1円円安になると55億円の増益要因となる。輸出業種では円安は収益上メリットになることが多い。
原材料などの輸入依存度が高い企業では円安はマイナス要因だ。電力・ガス業界は原油などの輸入価格上昇の影響を受ける。原燃料費調整制度で料金に転嫁されるが、タイムラグがあるため収益悪化は避けられない。輸入商材を扱う食品や外食、小売りも利益が圧迫される。
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