東京五輪を2020年に控え、大いに盛り上がっている日本の五輪競技。日本オリンピック委員会は16年のリオデジャネイロ五輪で目標とする金メダル数を、7個だったロンドン五輪の2倍となる14個と設定しているが、決して大きすぎる目標ではない。むしろ、史上最も多かった1964年東京五輪と04年アテネ五輪の16個を上回る17個も不可能ではない状況だ。
夢数字を裏付ける根拠がある。15年に行われた各競技の世界選手権において、日本勢は五輪種目で18個の金メダルを獲得した。五輪の行方を占うための最大の指標となるのが前年の世界選手権の成績だ。本番を1年後に控え、世界の強豪たちが本気で戦っての結果だからだ。

数々の金メダル候補の中でも最有力と目される一人が、体操の「万能キング」内村航平(コナミスポーツクラブ)だ。初出場だった08年北京五輪で男子個人総合銀メダルを獲得すると、翌09年から15年までこの種目で世界選手権6連覇。12年ロンドン五輪を入れると7年間ずっと世界一の座に君臨している。
15年世界選手権では団体総合の37年ぶり金メダル獲得にも大きく貢献。内村は種目別鉄棒でも金メダルに輝いており、リオ五輪では1人で3個の金メダルも期待できる。
同じく体操の種目別ゆかには「ひねり王子」こと白井健三(日体大)もいる。2位以下との差という観点では内村以上の強さがあり、“鉄板”と言える。
お家芸の名をほしいままにしている女子レスリングには五輪4連覇の候補が2人もいる。「霊長類最強」と恐れられる53キロ級の吉田沙保里(ALSOK)と58キロ級の伊調馨(同)だ。とりわけ伊調の強さはライバルがこの階級を避けるほどの盤石ぶり。新鋭の48キロ級・登坂絵莉(至学館大)も楽しみだ。
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