株主が預けたおカネの有効活用に対する要求が高まり、つれてROE(自己資本利益率)向上とともに還元強化に取り組む企業が増えている。これに伴い、多くの投資家が配当関連の指標を従来にも増して重視するようになった。
ランキングは、連続増配している企業を実施年数が長い順に並べた。配当額の変動は株価にも大きな影響を与える。その配当原資に充てられるのは主に利益の蓄えである。コンスタントに増配ができるということは、株主還元に前向きなだけでなく、収益成長力の強さの証しともいえるだろう。
ランキング上位に複数のリース会社
そうした中で注目したいのが、11位のシスメックス。臨床検査機器と検査用試薬で高シェアを誇る医療機器メーカーだ。「海外で通用する日本製の医療機器は、オリンパスの内視鏡、テルモのカテーテル、シスメックスの血球分析装置」(アナリスト)と称されるなど、製品競争力の高さには定評がある。
2016年3月期は連続最高益を達成し、14期連続増配となる見込み。会社は年間44円の配当予定だが、さらなる上乗せもありそうだ。株式分割を数回にわたって行った経緯があるだけに、7000円台という現状の株価水準を踏まえると、再度の分割を行う可能性もある。
33位のハイデイ日高は直営方式のラーメン店をチェーン展開する。低価格のラーメンを軸に中華料理の単品やサイドメニューを充実させた「中華食堂日高屋」が主力の業態だ。足元の業績は堅調だ。新年度入りの15年3月以降、既存店売上高は前年水準を上回って推移している。客数の伸びが販売増を牽引しており、季節商品や利益率の高いアルコール類の人気も客単価を押し上げている。
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