かつての成長エンジンが、逆に足を引っ張る──。建機業界にとって、2015年はそんな1年だった。
米キャタピラー、コマツなど大手各社が最も苦戦を強いられたのは中国事業だ。4兆元規模の景気刺激策の恩恵は11年から陰りが見え始め、15年はついに販売の最盛期を迎える春節明け(2月後半~3月)まで商談がぴたりとやんだ。足元、中国の建機需要は14年度の半分程度で推移しており、反転の兆しは見えていない。
中国は消費主導経済への構造転換を志向しており、今後も大規模な公共投資を控える傾向が続きそうだ。本格的な建機需要の回復は、早くて16年後半以降という見方が業界内の多数派。一方で、すでに顕在化している周辺アジア諸国経済や、各国の建機需要への影響が深刻化する懸念もくすぶる。
インドネシアやCIS(独立国家共同体)地域、豪州などで展開する鉱山機械も、業界にとって誤算続きの分野だ。主要な鉱物資源価格の低迷を背景に、資源メジャーは機械本体の買い替え投資を抑制。従来ならばとっくに手放しているような古びた機械を、部品交換やメンテナンスを施して使い続けている。
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