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幻の鉄道に社運を託す リーガロイヤル大阪

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竣工から50年超過ぎ、リーガロイヤルホテル大阪も建て替え時期に(撮影:尾形文繁)

皇族も利用し、“大阪の迎賓館”とたたえられた「リーガロイヤルホテル大阪」(以下、大阪本館。地図中央)が、揺れに揺れている。

所有、運営するロイヤルホテルは、老朽化の進む大阪本館の建て替え完了を2021年に予定。が、当面延期し、2位の大株主である、森トラストとの提携関係を見直すと発表したのだ。

宴会場、豪華な客室を備える大型ホテルの建て替え費用は、たとえばホテルオークラで総額1100億円、旧赤坂プリンスホテルで980億円など、巨額だ。そのためロイヤルホテルは、11年から森トラストと組んでの再開発を計画していた。しかし、20年の東京五輪開催が決まり、拡大する訪日外国人客の需要を取り込むため、延期して自社主導で再開発を行うという。

同社の軌道修正は今年に入って2度目。7月には、朝日新聞社が建設中の中之島フェスティバルタワー・ウエスト(図1右上)に、高級ホテルの開業を予定していたが、優先交渉権を失い、事実上断念したばかり。二つの成長戦略がいったん白紙となった。

[図1]
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ロイヤルホテルは、1990年代の拡大路線が行き詰まり、00年に債務超過に転落。メインバンクの三井住友銀行から300億円近くの債務免除を受け、06年に森トラストの傘下に入るなど経営再建途上にあった。11年には東日本大震災による自粛ムードのあおりを受け、170億円超の特別損失を計上、大阪本館の土地を森トラストに170億円で売却していた。

財務が改善し環境が好転したことによって、今回、大阪本館の土地を270億円で買い戻すとしている。

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