有料会員登録 東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資 #グローバルアイ

中央銀行は金融バブルを食い止められるか 相矛盾する目標のバランスが求められる

2分で読める 有料会員限定

2008年の金融危機の直後から、中央銀行や規制機関の役割について活発な議論が始まった。米国の伝統的な見方では、金融バブルを早めにはじけさせる試みは失敗に終わる運命にある。中央銀行が採れる最善策はバブルの後始末だ。

一方、国際決済銀行(BIS)の経済学者たちは、金融危機のコストは非常に大きく、その始末にも非常に長い時間がかかるため、先制手段を取るべきだと主張してきた。

ペルーのリマで最近行われた国際通貨基金(IMF)の会議でも、両者の間で議論が起こった。08年から前進したのは、金融サイクルに従って銀行の資金需要を多様化させる「マクロ健全性規制」に意義があるという認識の浸透である。新しいバーゼル規則は、銀行に対し「余剰資金の景気変動抑制的なバッファ」を維持することを許している。

では、バブルをはじけさせる「最後の選択肢」は何なのだろうか。インフレ率が目標を下回る中で金利を引き上げることは正当なのか。インフレ目標とは別の金融安定目標を中央銀行は打ち出すべきなのだろうか。

リマでの議論は賛否両論だった。スペイン銀行のハイメ・カルアナ前総裁(BISジェネラルマネジャー)は、中央銀行はインフレと同じくらいバブルに関する知識を持っており、短期的な物価調整以外の目的で金利を変動させる必要性を認識すべきだと主張している。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数