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全株売却しなければ上場後の成長は難しい ゆうちょ・かんぽを語る

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小泉政権時代に竹中平蔵氏の指示の下、郵政民営化の具体的な仕組みを起案した高橋洋一・嘉悦大学大学院教授に聞いた。

たかはし・よういち●東京大学理学部数学科、経済学部卒業。1980年大蔵省入省、2008年内閣参事官を退官し現職。道路公団の民営化、政策金融機関の改革、郵政民営化に携わる。(撮影:尾形文繁)

──ゆうちょ銀行やかんぽ生命保険が上場します。

うまくいかないでしょう。全然魅力がないから。どこに魅力があるのか、聞きたいぐらい(笑)。というのは、手足を全部縛られているからだ。ゆうちょとかんぽは完全なる民営化になっていない。

──「業績が安定し高配当だったかつての電力株のようなイメージで長期保有してほしい」と言うアナリストもいます。

電力会社とか公益事業をやっているところのように、公的な色彩が入っても問題のない業種というのは、確かにある。しかし金融業務というのは少しでも公的な色彩が入ったらダメです。国のカネが入っているのは、破綻した銀行とか、国有化銀行。それらのどこに魅力があるのですか?  

金融業務はリスクを取らなければいけない。ということは、実は民間でしかやりようがない。公的な色彩がある金融機関というのは、破綻した国有化銀行か、細々とやる政策金融しかない。そうした金融にはどこにも魅力はない。

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