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有馬浩二 デンソー社長 トヨタとは距離を縮める ドイツの勢力に危機感

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売上高は4兆円を超え国内トップ、世界でも3本の指に入る自動車部品メーカーのデンソー。今年2月には、加藤宣明前社長(現会長)から10歳若返り、14人抜きとなる抜擢人事を発表、業界を驚かせた。トヨタグループで筆頭格の部品会社として、どんな戦略を推し進めるのか。有馬浩二社長に聞いた。

ありま・こうじ●1958年生まれ。81年デンソー入社。海外駐在を経て2008年常務役員、14年専務役員、15年6月から現職。(撮影:尾形文繁)

──取締役を経験せず、専務役員からの社長就任だった。

(社長就任について)私自身驚いたが、周囲も驚いたはずだ。ただ、社長といってもデンソーというチームのメンバーでしかない。自分の役割に全力を尽くすだけ。まずは3カ年(2015~18年)の中期経営計画をやり遂げる。

──今回の経営幹部人事では、技術開発の連携強化を目的として、デンソーの常務役員が退任し、トヨタ自動車の常務に就いた。両者の距離はより縮まるのか。

トヨタは最大の顧客であり、それは今後も変わらない。製品の競争力を高めるために、われわれが貢献できることを行い、強い要望がある分野はできるだけの対応をしていく。

距離が縮まるというより、距離を縮めて開発しないといけない。それはトヨタ以外の日系メーカーや海外メーカーとも同じ。いろんな話をして作り込むことで、より品質が高く、より安いものができるだろう。

──自動車部品業界はメガサプライヤー化の動きがあり、欧米勢が先行している。トヨタグループ内でもディーゼルエンジンやブレーキなどで事業再編に着手した。M&Aを通じて規模の拡大を図るのか。

特に技術面では効率的な一つの手段だが、それ自体が目的ではない。また、やるとしたら誰と組むかが重要だ。大型のM&Aはデンソーの文化に合わない。

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