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ライフ #クスリ最前線

もう一度新薬で勝負する 中山讓治 第一三共 社長兼CEO

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なかやま・じょうじ●1950年生まれ。76年大阪大学大学院、79年米ノースウェスタン大学大学院修了、サントリー入社。2003年第一製薬取締役。海外管理部長などを経て10年から現職。(撮影:今井康一)
[図表1]
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印ランバクシーを買収してグローバルの後発薬に参入したのは、新興国が経済成長すれば、後発薬と新薬が両方必要になると考えたからだ。品質管理問題の解決にかなりの人を送り込んだが、言葉も習慣も違う中での課題解決には限界があった。時間とおカネがあればぜひやり遂げたかったが、意地になってそれだけを追求すると、会社の経営に影響を与えてしまう。

ランバクシーはうまくいかなかったが、極端に言えばその後、ほかの後発薬メーカーを買うこともできた。だが、買収当時とは世界の後発薬業界の様相が変わっている。主要な化学物質はだいたい後発薬に切り替わってしまい、価格、規模、コストの競争が激しくなった。かなりの投資を継続していかないと勝ち残れない。

一方、わが社には抗凝固薬の新薬「エドキサバン」への追加投資や、ほかの新薬を開発する必要もある。グローバルの後発薬と両方続けるのは難しいと判断した。もちろん新薬は出にくくなっており、楽な道ではない。だが、やはり従来得意としてきたところに特化して勝負したほうがいいという結論に至った。

新薬事業では、年間約3000億円売り上げている降圧剤「オルメサルタン」の特許が来年米国で切れ、売り上げと利益が飛んでしまう。一製品でこれに代わるものはなかなかないが、国内にはエドキサバンをはじめ、アルツハイマー型認知症薬、骨粗鬆症薬など、育ち盛りのいい製品がそろっている。今後5年は日本が今まで以上にグループ全体を支えていく。後発薬の使用促進があり環境は厳しいが、「落ちる以上に伸ばせばいい」と尻をたたいている。

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