4月下旬の平日。湾岸のあるタワーマンションのモデルルームに、アジア系の団体客が3組訪れていた。「賃料はどれぐらい取れるか」「空室リスクはないのか」。販売員に熱心に質問する。
五輪特需に沸く湾岸エリアは、タワマンの建設ラッシュだ。5年以内に総戸数500戸以上のタワマンがざっと10棟以上建つ。価格も急上昇中だ。
2008年竣工の「ザ・トーキョータワーズ」。当時の平均坪単価は214万円だったが、昨年末中古として売りに出された100平方メートル超、南東向きの部屋は、坪335万円で成約した。「今売れば購入時より3~4割は高く売れる。売って別の新築に住み替える人も複数いる」(湾岸のマンション販売担当者)。
価格高騰を牽引するのが、住友不動産のドゥ・トゥール。駅徒歩9分と立地はさほどよくないが、ラグジュアリー感や住人専用シャトルバスを打ち出す。13年末の売り出し時から価格を段階的に上げ、5月下旬に始まる第3期では中層階で坪380万円超の住戸も販売される予定だ。「(1住戸当たり)200万~300万円上げても需要はある」と販売担当者は強気だ。
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