2014年度に過去最高となる717万人の観光客が足を運んだ沖縄。中でも際立つのが外国人観光客の激増ぶりだ。中国・海南(ハイナン)島と並ぶ東アジアのリゾート地として、近年注目を集めている。同年度の外国人客は99万人と前年比で36万人も増加。那覇空港ビルディング・事業部の仲里求(なかざともとむ)・企画課課長は、「正直、ここまで外国人客が増えるとは、われわれも国も県も想像していなかった」と語る。
背景にあるのは新国際線ターミナルの稼働開始だ。那覇空港にはこれまでバス移動での搭乗手段しかなかったが、14年2月に開設した新ターミナルには、搭乗客が飛行機に乗り入れる固定橋を2カ所設置。手荷物検査場も2レーンから3レーンに増設した。これら受け入れ体制の充実で、国際線の運航便数は一気に拡大した(図表1)。
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同社はリニューアルから1年も経たない昨年末の取締役会で、ターミナルの増築を決定。16年末までに固定橋をさらに1カ所増やす予定だ。
3月にはイスラム教徒などを対象とした礼拝室を設置。イスラム圏からの観光客はまだ少ない沖縄だが、「東南アジアなど、今後の外国人客の需要増に向けた施策の一つ。那覇空港が先を見据えた投資をするのは極めて異例だ」(仲里課長)。
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