主力のカメラ事業の不振継続に加え、半導体露光装置の販売後ろ倒しに、とどめを刺された。
ニコンは2月5日、2015年3月期で2度目の下方修正を発表。営業利益見通しを前回予想から170億円減の360億円に修正した。前期比で43%の減益となる。
カメラ事業では、14年9月に発売した一眼レフカメラ「D750」に、初期不良が発覚。1月に生産停止を余儀なくされた。中国や欧州の市場停滞も想定以上だった。
半導体の製造に使われる半導体露光装置の販売に関しても見通しが甘かった。同装置は世界一精密な装置とされ、最高級機種である「ArF液浸」は1台50億円にも及ぶ。そのため、1台売れるか売れないかで、業績に与える影響が極めて大きい。
今期は「ArF液浸」を前年比倍増の18台売る計画だったが、第3四半期が終わった時点で売れたのはわずか1台。「見込んでいた9台のうち、4台は16年3月期へ売り上げ計上がずれたが、残りは商談を継続中。新規顧客開拓が形として表れていない」(牛田一雄社長)状況だ。
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