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「あいまい合意」の限界 不自然な友好アピールと

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  • 小原 凡司 笹川平和財団上席フェロー
中国は「南京大虐殺記念日」に向け神経をとがらせてきた。写真は12月13日、追悼式に臨む習近平主席(ロイター/アフロ)

2014年12月6日および7日の2日間、中国の軍用機5機が相次いで沖縄本島と宮古島の間の上空を通過して東シナ海と太平洋の間を往復した。これに対して、航空自衛隊機がスクランブル発進したが、領空侵犯はなかったという。

同時期、中国海軍が西太平洋で演習を実施しており、これら水上艦艇部隊と協同訓練を実施するための飛行だったのではないかとの報道もされている。中国人民解放軍の東シナ海および西太平洋における活動は相変わらず活発なのだ。

一方で、11月10日の日中首脳会談以降、中国は日本批判を控える傾向にある。中国海軍の演習や中国軍機の行動は、日本では防衛省統合幕僚監部が写真を添えて公表している。中国海軍の演習には海上自衛隊の艦艇が監視につき、中国軍機の行動には航空自衛隊が対応している。

こうした自衛隊の監視行動などに対して、中国外交部や国防部が「演習を妨害している」と強く抗議する姿は、つい最近まで見られた。当然、中国国内の報道も、このラインに沿って行われる。しかし、今回は、中国国内の対日批判報道はほとんど行われていない。

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