現在放送中の日本テレビのドラマ「Woman」は、全国で100万人を超えるシングルマザーを主人公にしている。ストーリーに共感してか、直近の6話目の視聴率14.7%。
9月11日の最終回に向けて、ヒット作と呼ばれる15%超えに期待がかかる。なぜ今、シングルマザーなのか、次屋尚(つぎやひさし)・プロデューサーを直撃した。
──視聴者に響いた理由を自己分析すると何か。
坂元裕二の脚本のすばらしさと、満島(みつしま)ひかりを筆頭に、俳優陣の高度な芝居、監督の演出力に支えられていることだ。連携プレーだね。
主役である小春役の満島さんは飾らない人で、きれいに撮られることより、物語の中で、登場人物にリアリティを持たせることを求める。1話目で、小春が生活保護を申請するため、福祉事務所に行くシーンを見るとわかるが、髪の毛はぐしゃぐしゃ。小春そのものだ。
──坂元氏とは3年前にドラマ「Mother」も制作した。
坂元作品はどれも“女性の生き様”を描くという一本の芯が通っている。今回のドラマはシングルマザーを題材に、「命を懸けて命を守る女性」を描いている。
不幸な事故で夫を失い、病気を宣告された主人公だが、ドラマを見ている人の中には「小春は幸せだ」と言う人もいる。亡き夫が残してくれたものをしっかりと受け止め、子どもたちと愛情の絆で結ばれてたくましく生きる。そんな小春の姿は、不幸でなく、幸せに見えるという。
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