東京大学

テーラーメードの社会人向けプログラム
最先端の“工学頭脳”を、あなたのビジネスに
東京大学生産技術研究所

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部外者が入る機会の少ない研究室を受講生にオープンにすることで、企業の新規プロジェクトに応用できそうな技術シーズを直接、見て感じとってもらおうという狙いもある。また、先端研究が進められている大学と人脈を築く良い機会にもなっており、主宰の教員や研究者、学生と交流して、研究、学会の動向などについても皮膚感覚で吸収できることも座学では得られない経験だろう。

秋期には泊り込みの合宿、春期には研究を発表するワークショップがあり、そこでは過去にこのプログラムに参加した他企業との交流もある。「人とのつながり」によって、新しいイノベーションの芽が息吹くことも期待されているのだ。

教授たちの柔軟な対応で
結果が欲しい企業にも効果あり

平川教授は、受講生について「1年間、複数の研究室を自由に使ってもらうという自由度の高いプログラムです。研究所の環境をどう生かすかは本人の裁量に負うところが大きいので、自分から関心を定めて能動的に調査研究できる方が望ましいでしょう」と語る。

実際、今年度の受講生について聞いてみると、「目的意識をかなりハッキリ持っていましたから、修士の学生よりも吸収は早いですね。会社のミッションとして他分野を開拓するという意図もあったようで、私の研究室では会社での研究に直結することを吸収して、他の研究室では別の分野で視野を広めてもらうというような形で来ていただいています」(年吉教授)。すっかりNExTの“いいとこどり”をしているようだ。

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