たとえば、給与明細は西端でもらい、重要な契約書は西端の名前でサインする。海外のホテルには、西端でなければ宿泊できない。法的に有効な姓は西端だけだからだ。選択的夫婦別姓を導入することができれば、本名を変えずに結婚できる。そうすれば、すべてが丸く収まる。
選択肢を提供することができれば、姓を使い分けるという社会的なコストに加えて、無駄な作業がなくなるという経済的なコストも下がる。導入にはメリットがあると思っている。
──通称と本名を使うことでほかに日常生活に支障はありますか。
公式に認められた名前は、本名である西端だ。だから、日頃からハンコは青野と西端の2つを持ち歩く。それが日々のストレス。どちらでサインし、押印すればよいか、つねに考えている。「そんなのささいなことだ」と言う人もいる。それなら「あなたがこの労力を負担して」と言いたいところだ。
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