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地方の「40、50代男性」最近の婚活で苦労する訳 「嫁の分際」と言われて結婚したい人はいない

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  • 植草 美幸 恋愛・婚活アドバイザー、結婚相談所マリーミー代表

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地方の「40、50代男性」にありがちな婚活における問題点とは?(写真:【IWJ】Image Works Japan/PIXTA)

結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、日本の婚活事情について解説する本連載。今回のテーマは「地方の婚活」。各自治体が婚活の支援センターを開設したり、婚活イベントを活発に行っています。しかし、そうした出会いの場を創出しても、結婚に対する意識や価値観がズレているとうまくいきません。地方にありがちな婚活における問題点とは何でしょうか。

地方の婚活に対する意識は遅れている

10年ほど前から全国各地の婚活支援事業のお手伝いをするようになりました。多くの自治体で人口減少や少子高齢化に悩み、地元の人同士で結婚してもらおう、地元で暮らしてもらおうと婚活支援事業を頑張っています。しかし、私の感覚から見ると、地方の婚活者の結婚に対する意識は、東京と比較して30年くらい遅れているように思います。

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婚活支援として、セミナーとパーティーを主催しているケースも多いのですが、まず男性参加者が作業服や農業用の長靴でくることが少なくありません。作業服や長靴がダメ、ということではありませんが、パーティーにふさわしいとは言えないでしょう。

例えば千葉だと女性は東京に働きに出ている人も多く、おしゃれで年収も高め。だから、長靴の男性はもう第一印象で選択肢からはずれてしまう。結果、女性だけで固まって、冷ややかな品評会となってしまうのです。

主催者からは「パーティーで婚活を成功させる方法をセミナーで話してください」と言われるのですが、当日のことなので「ファッションは⋯⋯」と解説しても間に合わない。だから、「積極的に会話をしていきましょう」といったその場で実践できるアドバイスをするのですが、これもなかなか理想どおりにはいきません。

私が男性の背中を突っついて「あっちに行って声をかけてみて」「飲み物を持って『おかわりしませんか?』とエスコートしてね」などとサポートをしないと、たいていどこの現場でも男女別に分かれてしまい、一部の女性の周りだけ5、6人の男性が集まっているような状態です。これにはどこの自治体も頭を痛めています。

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【100組以上の成婚実績を出している自治体も】

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