米ISM非製造業指数、7月は16カ月ぶり高水準 

雇用指数は低下、労働市場持ち直しには疑問符

米供給管理協会(ISM)が5日発表した7月の非製造業総合指数(NMI)は58.1となり、2019年3月以来16カ月ぶりの高水準を付けた。ニュージャージー州ノースブランズウィックで7月撮影(2020年 ロイター/Eduardo Munoz)

[ワシントン 5日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が5日発表した7月の非製造業総合指数(NMI)は58.1となり、2019年3月以来、16カ月ぶりの高水準を付けた。市場予想は55.0だった。

新規受注指数が過去最高水準に達した。一方、雇用指数は低下し、新型コロナウイルスの感染件数が全国的に増える中、労働市場の持ち直しが揺らいでいるとする見方を後押しした。

6月のNMIは57.1だった。4月は41.8と、09年3月以来の低水準を付けていた。

指数は50が景気拡大・縮小の節目となる。サービス業は米経済の3分の2以上を占める。

ISMは、引き続き企業はパンデミック(世界的大流行)を懸念しているが、「経済や景況感についてはおおむね楽観的」と指摘。ただ影響が異なるため、業界によってセンチメントにばらつきがあるとした。

ISMが3日に発表した7月の製造業景気指数は16カ月ぶりの高水準を付けた。一方、週間失業保険申請件数など即時性がある統計は、事業再開とともに5月に始まった景気回復が鈍化していることを示唆している。

人口が多い南部や西部を中心に新型コロナの感染件数は急増しており、被害が大きい地域は当局が事業を再停止するか経済活動再開の動きを止めた。週間失業保険申請件数は2週連続で増えている。7月上旬時点で、最低3020万人が失業手当を受けていた。

7月のNMIの内訳は、新規受注指数が67.7と、過去最高水準を付けた。6月は61.6だった。

受注残も上昇した。一方、輸出受注指数は低下した。

雇用指数は42.1と、6月の43.1から低下。低下は5カ月連続。失業保険申請件数が最近増えていることと一致する内容だ。これはまた、7月の雇用者数の伸びが鈍化するとの見方を後押しする。

ロイターのエコノミスト調査によると、7月の非農業部門の雇用者数は160万人増える見込みだ。6月は480万人増と、過去最高の伸びを記録した。市場が注目する7月の雇用統計は7日に公表される。

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