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「選ばれる空港」を目指してさらに存在感を増す
成田空港

拡大
縮小

空港間競争が激化
この変化をチャンスとして挑戦

利用者の利便性も高まっている

韓国の仁川空港やシンガポールのチャンギ空港など、アジアの主要空港は著しい成長を遂げ、また国内でも、今年3月末には羽田空港の国際線二次増枠が予定されており、航空需要はさらなる活性化が見込まれているものの、空港間競争はますます激しくなっていくと考えられる。

むろん、成田空港にとって、これらの動向は少なからぬ影響があるに違いないが、成田空港ではこのような変化をチャンスととらえ、積極的な挑戦を始めている。その決意表明とも言えるのが、13年4月に策定された15年度までの3カ年中期経営計画「イノベイティブNarita2015~選ばれる空港を目指して~」だ。「イノベイティブ(革新的な)」および「選ばれる空港を目指して」という計画名に、イノベーションにチャレンジしようとする成田空港の気概が感じられる。

離発着制限の
弾力的運用を開始

年間発着容量の拡大が続く

3カ年中期経営計画「イノベイティブNarita2015~選ばれる空港を目指して~」では、「安全の徹底追求」、「選ばれる空港づくり」、「経営体力の強化」の三つの基本戦略のもと、具体的な施策の取り組みが始まっている。その内容を見ると、「イノベイティブ」の名に示されるように、前例にない意欲的な挑戦が形になりつつある。

たとえばカーフュー(離着陸制限)の弾力的運用の実施もその一つだ。成田空港では、開港以来、23時から翌朝6時までの時間帯は原則として離着陸が禁止されている。ただし成田空港における台風、大雪等の悪天候の場合や、航空機の安全や乗客の生命に係る場合など、緊急またはやむを得ない場合に限定し、緊急事態として離着陸を認められていた。

LCCの新規参入などが進む中、さらに「選ばれる空港」となるために、成田空港では、カーフューの弾力的運用の実施について空港周辺9市町に提案し、鋭意説明を行った。その結果、国、千葉県、空港周辺9市町および成田空港で構成される「成田空港に関する四者協議会」における合意(13年3月29日)により、やむを得ない理由による遅延に限り23時台の離着陸を可能とするカーフューの弾力的運用が、13年夏ダイヤから始まったのである。この弾力的運用により、成田空港の利便性が向上したことは言うまでもない。

インセンティブ料金制度を導入
ノンストップゲート化も進める

成田空港ではこのほかにも、利便性・快適性の向上に向けた革新的な取り組みを進めている。「ノンストップゲート化」である。

成田空港では、空港へ入場する際にセキュリティチェックの一環として身分証の提示が求められているが、利用者がスムーズに空港を利用できるよう、ノンストップゲート化に向けた検討を進めている。14年度末を目指して、駅ゲートや車両ゲートにおける安全でスムーズな入場を実現するシステム整備が進行中である。

航空会社に対する戦略的な施策も進めている。特に注目すべきは昨年4月から適用されている、着陸料などの料金の見直しだ。まず、国際線着陸料を航空機の種類に応じて平均で5.5%引き下げた。あわせて国際線手荷物取扱施設使用料も単価を引き下げた。同時に、新規乗り入れや増便等に対するインセンティブとして増量割引制度を導入した。具体的には、前年度に対して増便等により増加した着陸料相当分の約50%を割り引くものであり、航空会社にとって、より就航しやすい環境整備を進めている。

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