CTC cloudage フォーラム ビジネスの加速を支える、戦略的IT基盤とITサービス
【ブレイクアウトセッション/Cトラック】
協賛企業セッションⅠ
協賛企業セッションⅡ
協賛企業セッションⅢ
「SDDCで実現 新時代のITインフラストラクチャー」について講演したヴイエムウェアの下村京也氏は、これまでにない俊敏性と柔軟性を備えたITインフラを実現する「SDDC(Software-Defined Data Center)」を紹介した。ネットワーク仮想化で物理ネットワーク環境に依存しない仮想環境に最適なネットワーク環境を実現し、プロファイル定義されたストレージはアプリケーション特性に合わせた管理ができると述べた。自動化ツールは承認から仮想マシンの作成・削除といったライフサイクルを自動運用し、リソースの可視化はコストの最適化、トラブルへの迅速な対応が可能になるとし、「VMware vCloud® Suite」によってすぐに実現可能と説明した。
「Ciscoのもたらすデータセンターイノベーション」でシスコシステムズの俵雄一氏は、x86サーバー新規参入した同社が、さまざまな種類のトラフィックを集約するユニファイドファブリック、仮想インターフェイスカード「VIC」などの技術を取り入れ、仮想化クラウドを意識したアーキテクチャーをデザインすることで、「UCS」を世界2位に押し上げた戦略を語った。さらに現在のSDN(Software Defined Networking)の先を見据え、ソフト以外にハード、ASICの技術も動員するUCSの手法を使って「ACI (Application Centric Infrastructure) の革新に注力する」と述べた。
「EMCのSoftware-Defined Storage(SDS)で切り開く次世代インフラ」を講演したEMCジャパンの吉田尚壮氏は「これからのビジネス価値を高めるインフラ構築の答えの一つがSDSです」と指摘。その実現のため、ストレージ管理の抽象化、リソースのプール化、プロビジョニングに関する処理の自動化機能を備える「ViPR(バイパー)」を紹介した。異機種が混在する複雑なストレージでも、クラウドインフラのソフトウエアと連携、仮想マシンへの適切なリソース割り当てが可能になる。吉田氏は「バイパーは今後のインフラに必要な機能を備えている」と述べた。