CTC cloudage フォーラム ビジネスの加速を支える、戦略的IT基盤とITサービス

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【ブレイクアウトセッション/Aトラック】
クラウドインフラ
アウトソーシング

伊藤忠テクノソリューションズ
前田 正重氏

クラウドインフラでは、CTCの前田正重氏が「クラウド事例から見える利用動向の変遷と現状」と題し、ITリソースをクラウドで提供する「TechnoCUVIC」など、同社のサービスを紹介した。まず「20台未満の規模で導入、小さく始めて大きく育てる利用傾向が強まり、社内システム、DR(災害復旧)対策としての事例も増えています」と説明した。さらに、世界展開する企業が、海外から日本のTechnoCUVIC等のクラウド基盤につなぐ形で、迅速、柔軟な対応を可能にした事例を取り上げた前田氏は「クラウドはグローバル対応の処方箋。さまざまな形でのクラウド利用が可能になっています」と述べた。

伊藤忠テクノソリューションズ
神原 宏行氏

アウトソーシングでは、CTCの神原宏行氏が「今求められる『インフラ』の形 ITインフラアウトソーシング」のテーマで講演。ITインフラの検討軸として、全システム対象か、特定システム限定かというスコープ、どこまでアウトソースを利用するかというソーシングの2軸を提案。「コモディティ化したインフラはアウトソーシングが効率的。今後はマルチソーシング戦略が重要になる」と訴えた。また、昨年リリースされた「ElasticCUVIC」を取り上げ、インフラをメニュー化してクラウドで提供する"利用型プライベートクラウド"という形を紹介した。

【ブレイクアウトセッション/Bトラック】
データセンター
クラウドインフラ
グローバル

伊藤忠テクノソリューションズ
横堀 雅人氏

CTCの横堀雅人氏は「SDNを見据えたDCネットワークの構築と管理」のテーマで、3年をかけて新たに再構築したCTCデータセンターのネットワークの取り組みを紹介。再構築では、DR対応として異なるキャリアWAN回線を利用した接続、センター内汎用L2ネットワーク実現のための広域Ethernet構築などを実施。また、ソフトウエアで仮想的なネットワーク環境を作るSDN(Software Defined Networking)の実現に向けて、膨大な物理・仮想環境ネットワークを集中管理するコントロールシステムを開発して「高度な運用管理と、安全でユニークなサービス提供を目指します」と語った。

伊藤忠テクノソリューションズ
小岩井 裕氏

クラウドインフラに関する「OpenCloud環境の効率的な使い方」と題して講演したCTCの小岩井裕氏は、今後のクラウドインフラの中心技術となるオープンクラウドについて、オープンスタンダードな技術で構築され、プログラマブルなクラウドインフラ、と定義。「従来のIaaS概念を覆す変化が起き、インフラはアプリケーションで制御されるようになる」と予測した。その次世代クラウド・ネイティブ・アプリケーション普及に向けて「CTCはリソースを制御しやすくする『RACK』と呼ぶカーネル機能とともに、さまざまな用途に応じたクラウドサービスを提供します」と語った。

伊藤忠テクノソリューションズ
米澤 政洋氏

「CTCのグローバル展開」について、マレーシア、タイ、シンガポールと、米国拠点を持つCTCの米澤政洋氏は「ASEAN地域の3拠点で、エンジニア、構築事例を共通でプールして、3カ国以外にも対応できる態勢を整えています」と訴えた。また、複数のデータセンターを仮想的に一つに統合する自律型データセンター実現に向けて、マレーシア、シンガポールのクラウド環境を統一的に制御し、日本を含めて遠隔バックアップする国際実証実験を紹介。「技術によりデータ転送時間は異なるので、最適なサービスレベルを検証したい」と話した。

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