ソニーのPS4世界販売は530万台 当初計画を前倒しで「突破」

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2月18日、ソニーのゲーム子会社、ソニー・コンピュータエンタテインメントは、据え置き型ゲーム機「プレイステーション4(PS4)」の全世界の販売が530万台を突破したと発表した。千葉県で昨年9月撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 18日 ロイター] - ソニー<6758.T>のゲーム子会社、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は18日、新型の据え置き型ゲーム機「プレイステーション4(PS4)」の全世界の販売が530万台を突破したと発表した。2月8日時点の累計販売。当初計画を前倒しで突破した。

PS4は昨年11月に米国と欧州で発売。12月以降、韓国、台湾、香港、マレーシア、インドなどアジアのほか、東欧やアラブ地域でも展開を始めた。すでに世界56カ国に販売地域が広がっており、日本では今月22日に発売の予定。

PS4は発売当初、2014年3月末までの販売計画を500万台としていたため、日本発売を待たずに目標をクリアしたことになる。ただ、SCEによると、前世代機の「プレイステーション3(PS3)」の販売が想定に届いていないため、PS4とPS3を合算した据え置き型ゲーム機の今期販売計画である1500万台は据え置いた。

エース経済研究所の安田秀樹アナリストは、PS4の販売が3月末までに650万台に達すると予測。その上で「世界での販売地域が50カ国以上に広がっていることが好調の要因として大きく、マイクロソフトや任天堂よりもエリアが広い。ソニーグループの販売網をフルに使って、アジアや東欧で販売を伸ばしている」と指摘している。

米マイクロソフトの「Xbox One」は昨年12月末で累計300万台以上を販売。昨年11月から13カ国で発売しているが、日本での発売は2014年中として、具体的な発売日は未定となっている。

一方で、任天堂<7974.T>の「WiiU」は苦戦中。2012年11月の発売から、昨年12月末までの累計販売は586万台。今期は、4―12月期の販売台数が241万台にとどまっており、通期計画は期初予想の900万台から大幅に引き下げて280万台としている。

(村井令二 編集:内田慎一)

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