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10分100円。「コインスペース」は流行るか 新業態コインスペースが、スタバの客を奪う日

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  • 岡 徳之 ライター Noriyuki Oka Tokyo 代表取締役

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 スタバが提供していたかに思えた、自宅でも職場でもない「サードプレイス」=第三の自分の居場所が、いま居心地の悪い場所になりつつある。客を選べないカフェに、サードプレイスなどというものを求めたのが間違いだったのだろうか。そう思っていたところに、新たな業態「コインスペース」が誕生した。その全貌とポテンシャルとは――。
10分100円の多目的スペースが渋谷にオープン(写真は、コインスペース 東急プラザ 渋谷店)

「サードプレイス」という幻想

日本に上陸したばかりの頃、スターバックスコーヒーは自宅でも職場でもない第三の自分の居場所「サードプレイス」としてもてはやされ、そこで時間を過ごすことがちょっとしたステータスのように思われていた。しかしその存在が浸透し、街を歩けばスタバに当たるような状況が作られるにつれ、いったい誰のためのカフェか分かりにくくなったように感じる。これは、裾野を広げたブランドによくある悩みだろう。

試験勉強中のふりをしてスマホに夢中の学生がコーヒー1杯で長時間席を確保し、グループで入店した若者がまわりの目を気にせず大声で談笑し、MacBookを広げて仕事をするビジネスマンが“ドヤ顔”と馬鹿にされる。もはや全員が自分に合わない木靴を無理して履いているような状態に見える。不幸なのは、「お前はスタバに来るような客じゃないよ」と、客同士が内心文句を言い合っているような状況が作られていることだ。

客を選べないカフェに、「サードプレイス」などというものを求めたのが間違いだったのかもしれない。そう思っていたところに、新たな業態が誕生した。

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