消防車両最大手として
画期的な製品で需要を生み出す
【モリタホールディングス】
アジアほか海外展開を加速
アイデア生む仕組みを作る
前述した事業に加えて、将来を見据えた新製品の開発も進めていきます。12年に発売した腰部サポートウエア「rakunie(ラクニエ)」は、産学連携の共同開発により生まれたもので、同年度の「グッドデザイン賞」を受賞しました。高年齢労働者や介護の現場などでの採用が期待されます。
国内市場が成熟化傾向にあることから、海外展開にもこれまで以上に力を入れていきます。消防車両事業については40年以上前から輸出実績があります。成長著しいアジア諸国で代理店ネットワークを強化し、さらなる拡販を目指します。特に、年間約4000台という大きな需要がある中国については、はしご車などの高機能車は、かなりの台数を輸出しています。また、現地メーカーと合弁会社を設立し、生産も始めております。上海など都市部では当社製品が採用され、さらに提案活動を続けていきます。
私は、「情熱」をもって仕事に挑戦することを大事にしています。つねに全社員へも強く訴えており、社員の教育研修に特に力を入れているのもその一環です。この情熱が画期的な消防車両や自動消火システムなどの新しい製品開発につながっています。
お客様が困っていることを形にすることに終わりはありません。そのために日々、改革・改善に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、持続的な成長を続けてまいります。引き続き、当社グループにご期待ください。