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本気を引き出し、本気で応える
未来を育む濃密な時間 麗澤大学

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寮生活で実体験する
グローバル社会

2013年2月に完成した新学生寮「グローバル・ドミトリー」も、学生の本気を引き出す重要な仕掛けだ。創立から1991年まで全寮制だった麗澤大学は学生寮が充実し、今も全学生約2600人の1割以上に当たる約300人が入寮している。

新学生寮「Global Dormitory」

新学生寮は、現代の学生に合わせて各部屋は個室を採用する一方、6部屋を1ユニットとしてキッチンやラウンジを共有する構造だ。上級生がユニット・リーダーとなって共同生活を営み、先輩が後輩の面倒を見る伝統を受け継いでいる。

また、入寮者の約半数は海外からの留学生だ。そこでは当然、文化や習慣の違いから摩擦も起きる。たとえば、食器を片付けるタイミング一つ取っても、日本では食事後すぐだが、翌朝という国もあり、それをまとめるユニット・リーダーはリーダーシップを問われる。ユニット・リーダー会議などで出てくる悩みに対し、井出学長補佐は「自分たちで考えてルールを決めなさい」と促す。学生たちは、食事直後と翌朝を日替わりにして、互いに尊重し合いながら暮らすことを覚える。それは、多様性を認め合うという名目だけでは得られない、貴重なグローバル体験だ。

学内では他にも、オープンキャンパスの学生アドバイザー、後輩の就職相談に乗る就職アドバイザー、新入生オリエンテーションキャンプのスタッフなど、学生がリーダーシップを発揮する場が数多く用意されている。

「今の学生は物事を考えないという人もいるが、考えさせる場を設けずに答えを与える教育の責任が大きいでしょう。上から教えるのでなく、学生に体験させる仕掛けを工夫することで大きな教育効果が期待できます」と井出学長補佐は話す。

社会で活躍するOB・OGからのメッセージを掲示し、卒業生も訪れやすい雰囲気のキャリアセンター

もちろん、学生だけで解決できないことについては支援を惜しまない。震災ボランティアに行きたいが、資金がないという学生には、大学が社会貢献活動を経済的に援助する。就職では、キャリアセンター職員が年間約700社を訪問して、求人集めに全国を奔走している。

1学年約700人規模の大学の、互いの顔が見える関係の中だからこそ、やる気になれる。手を挙げればチャレンジできる機会に恵まれる。麗澤大学は、個々の学生にチャンスがあふれている。

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