12歳のはるかぜちゃん、素直に理想を語る 理想を堂々と語れるオトナになろう!

✎ 1〜 ✎ 18 ✎ 19 ✎ 20 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

理想を堂々と語れる人が圧倒的に足りない

今の日本に圧倒的に足りないのは、はるかぜちゃんのように、理想を堂々と語ることのできる人ではないでしょうか。

バブル崩壊以降の傾向なのか、リーマンショック以降の傾向なのかは調査が必要ですが、何を考えるにしても「現実的には」と、まずは否定的思考から入ってしまう。

理想ばかりに傾きすぎて浮き足立ってしまうのも考えものですが、理想を完全否定してしまうから社会全体の雰囲気がすさんでしまうように感じるのです。

はるかぜちゃんの語る理想にも、多くの人が「政治的意図」や「黒幕の存在」など、余計な現実的悲観を追加しだします。そういったバイアスがかかった状態で、はるかぜちゃんのような人を見ると、どうしてもインチキくさく、現実離れしていて、生意気で、非常識なように見えてしまうのでしょう。

ジョン・レノンの不朽の名曲「イマジン」の歌詞を思い出してください。

最初の「Imagine there’s ~~~(~~~な世界を想像してみよう)」はすべて理想です。現実に実現できるかと聞かれれば、なかなか難しいでしょう。

しかし、彼はその後にこう語ります。「You may say I'm a dreamer, but I’m not the only one.(キミはボクを夢想家と言うだろう、でもボクは1人じゃない。)」

今こそ、もう一度、理想とは何なのかを問い直し、そこにたどり着くための現実的な方法はどんなものがあるのかを前向きに考えていくべきです。

ここ数年で国内外はあまりにも早く動きすぎました。これまでの自分の認識を一度リセットすべき時が来ているように感じます。

現実的なプロセスの問題で争う前に、まずは理想を共有する。それによって、みんなが1つになることが大切ではないでしょうか。


#エンダンW」 Tehu出演回の放送予定
・2014年1月10日(金)23時30分~
・MC:やついいちろう(エレキコミック)、堀潤
・ゲスト:春名風花、たかまつなな、Tehu
NTTドコモの対応機種で「NOTTV」を契約すると視聴できます(有料)。
Tehu 慶応義塾大学1年生・デジタルクリエーター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

てふ / Tehu

1995年、神戸市生まれ。灘中学校、灘高校を経て現在、慶応義塾大学1年生。中学生の時にプログラミングに興味を持ち、2009年にiPhoneアプリ「健康計算機」を公開。ダウンロード数が無料アプリで世界第3位となり、話題となる。以後、「放射能計算機」、劇団ひとり監修の「僕の余生。」などのアプリ制作を続ける。2010年からUstreamで「Tehuのオールナイトニホン」を放送開始。米アップルの新製品記者発表を同時通訳する番組を定期的に放送し、人気を集める。2013年、グーグル日本法人元会長の村上憲郎氏との共著『スーパーIT高校生“Tehu”と考える 創造力のつくり方』(角川書店)を発売。現在、クリエーターとして多くの企業のプロジェクトに参加するほか、講演や雑誌連載など多岐にわたって活動している。中国籍で本名は張 惺(ちょう・さとる)。日本語、英語、中国語を操る。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事