デルが「総務部情シス」を支援する理由

デジタル時代に必要な経営トップの参謀

総務部情シスに向けデルが提案する新たな施策

こうした現状を踏まえ、同社は新たな施策を打ち出した。

直面する経営課題と向き合うため、「中堅企業ITシンクタンク」を設立。働き方改革やBCP、事業承継など、さまざまな分野の研究員が、全国各地でのセミナー開催や調査レポートなどを通して、積極的な情報発信を行っている。同社は、中小企業診断士でもあり実務経験が豊富な研究員と緊密に連携し、総務部情シスを支援する方針だ。

近畿大学経営学部との産学連携プログラムとして、総務部情シスにも向けた、「CIO養成講座」を実施。CIO的役割を担うために必要な知識や、デザイン思考を用いて自社のITを見直す方法を学べるため、参加者から高い評価を得ているという。

過去の発注履歴やサポート履歴を基に作成する「お客様カルテ」を充実させ、情シス担当者の異動や退職の際の引き継ぎを支援。新任担当者の立ち上がりに寄与している。

情シス1人が担当するユーザーの増加に加え、OSの刷新がピークを迎え、ヘルプデスク業務が激務になっている。そこで、同社はWindows 7の延長サポート期間終了に合わせ、他社製品も含めたヘルプデスク業務の1次対応を代行する「PCマルチベンダーサポートプログラム」を期間限定で無償提供している。問い合わせが約10分の1まで削減された企業もあるという。

RPA導入による業務プロセスの自動化・シンプル化の推進も行っている。社内に点在するオペレーションや間接業務を集約後、導入効果をシミュレーションし、初期の検討をするための「RPA導入支援ワークショップ」を実施。ワークショップには、すでにセキュリティーやITロードマップが準備されているという。

同社は、シャドーITの支援策も提供している。

初期のクラウドニーズを支援する、「データ共有」や「システム保護」、「バックアップ・アーカイブ」を用意した。ビジネスの変化に即したIaaS(Infrastructure as a Service)環境にて支援する「VMware Cloud on AWS」、BCPでシステム保護環境を提供する「Microsoft Azure Site Recovery」などだ。

しかし、セキュリティー事故のヒヤリハットの事案は極めて多いので、現状を可視化するための「シャドーITチェックリスト」の活用により、社内での認識の共有化に役立ててもらうという。

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