今年就職活動を始めるみなさんへ
本当に働きたい！と思える
企業を見つけるために

会社を比較することで見つかる自分だけの興味ポイント

その一方で、知名度は高くないけれども優良企業はたくさんあります。OB・OG訪問は情報収集の1つのツールでしかありません。

 

女性の採用数、勤続年数、既婚率、離職率など女子学生が気になる情報満載の『就職四季報女子版』（11月8日発売）

就活のスタートにあたってまずやってほしいのは、やみくもにOB・OG訪問をする前に「自分の手足を使って業界・企業情報を調べ、知っている企業を増やす」ことです。人は知っているものの中からしか、選ぶことはできないからです。そして「比較する」ことを心掛けてください。会社情報に限らず、情報は比べてみることで自分の好みが明確になっていきます。

食べ物でも、ファッションでも、異性でも、そうではないでしょうか。ハンバーグよりエビフライのほうが好みだとしたら、その理由はどこにあるのでしょうか。エビが好きという理由なら、中華料理でもタイ料理でも、エビを使った料理なら食べてみたいと思うはずです。フライが好きという理由なら、食べたことのない素材でも串揚げならおいしく食べられるのではないでしょうか。

会社選びも同じことです。「年収が高い」とか「トップシェア企業」といったことで構いません。自分の興味が持てるポイントが明確になっていれば、最初は会社の名前を知らなくても、興味が出てきます。よく調べるとさらに親近感が湧き、志望企業になっていくということがあるのです。