日産リコール121万台、費用はなんと250億円

未資格者による完成検査で巨額負担に

 10月2日、日産自動車は国内全工場で完成車検査工程の一部の項目を資格のない者が検査をしていたことを受けて、顧客に引き渡し済みの車約121万台を今週中にリコール(回収・無償修理)すると発表した。2013年11月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

[横浜 2日 ロイター] - 日産自動車<7201.T>は2日、国内全ての車両組み立て工場で資格のない従業員が完成検査をしていた問題で、再点検のため販売済みの約121万台をリコール(回収・無償修理)する方針を発表した。同日夕に本社で会見した西川廣人社長は、車検相当の点検を行い、リコール費用が約250億円かかるとの見通しを明らかにした。

リコール対象は初回の車検をまだ迎えていない2014年10月から17年9月までに製造された車で、国内で販売された24車種(軽自動車除く)。同社は今週中に国土交通省に届け出る予定で、全国の日産販売会社のサービス工場約2100カ所で点検を実施する。

電気自動車の新型「リーフ」も対象

リコール対象には新型「リーフ」も含まれている(写真:ロイター/Kim Kyung Hoon)

顧客に引き渡される前で登録を一時停止していた約3万4000台の21車種については、再検査を実施したうえで10月3日から登録を再開する。こちらの対象車には2日発売された電気自動車の新型「リーフ」も含まれている。

西川社長は「心からおわびしたい。今回起こったことはあってはならないこと」と陳謝した。また、自らの責任も含めた関係者などの処分については「私自身が納得できるまで(原因や背景を)調べる。そのうえで、どう責任を取るか処分を決めたい」と述べた。

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