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オーナー経営者のためのM&A活用法 ~次世代への発展的な事業承継の要諦~

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【第2部講演】
中堅・中小企業のためのM&A成功のノウハウ

M&Aキャピタルパートナーズ代表取締役社長
中村 悟 氏

この4年半で63件のM&Aを成約させてきたM&Aキャピタルパートナーズの中村悟氏は、M&Aが増加している背景として、経営者の高齢化と後継者の不在などがあることを説明し、「万が一に備え、社長が事業承継の方向性を決めておかないと関係者が不幸になる」と重要性を強調した。さらに事業承継の事例を紹介した後、M&Aの手順を解説。引き継ぎ期間も含めれば約3年を見て、引退するご年齢から逆算して準備する必要があると述べた。

続いて、自社の業績がいいときこそ有利な条件交渉ができるタイミングであること、悪い情報は早めに出したほうがいいことなど、経済条件以外にもいくつかの重要なポイントを挙げた。

最後に、安定した仲介実績に基づく信頼、オーナーの気持ちに寄り添った誠実な対応、成功報酬型の手数料体系など、同社の強みに触れ、関係者全員が幸せになるのが友好的M&Aであると力説して講演を終えた。

【パネルディスカッション】
企業発展のための事業承継・M&Aの進め方

タカラスタッフ 代表取締役
内田 智久 氏

講演の後はパネルディスカッションが行われた。タカラスタッフの内田智久氏は、自分で起業・経営してきた薬局を売却した経験を踏まえ、「自分の会社を譲渡するとは思っていなかった」と率直に述べた。事業の将来性が芳しくなかったことや東日本大震災などをはじめ、背景には種々の要因があり、周囲からは「まだまだやれる」と言われたが、最高の収益を上げたときに売却し、タイミング的にはよかったと評価した。売却先は、従業員を大事にするという点を重視して選定。売却が明らかになったときは動揺した従業員もいたが、昨年は元従業員たちから忘年会に招かれ、嬉しかったと述べた。また、会社売却について「以前は沈没しそうな船から船長が逃げるイメージを持っていたが、今は、沈没しそうな船を沈没しないようにしたのだと自信を持っている」と語った。

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