米株式、S&P・ナスダック小反発で終わる

市場は「オバマケア改廃法案」採決に注目

 3月22日、米国株式市場は、S&P総合500種とナスダック総合指数が小幅反発。前日の大幅な値下がりを受け、押し目買いが入った。 NYSEで撮影(2017年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米国株式市場は、S&P総合500種とナスダック総合指数が小幅反発。前日の大幅な値下がりを受け、押し目買いが入った。 投資家の関心は、医療保険制度改革(オバマケア)改廃法案の修正案を巡る議会下院採決の行方に集まっている。

この日は全般的に売りが先行したが、その後持ち直した。アップル<AAPL.O>が1.1%上昇して相場をけん引した。アラン・B・ランス&アソシエーツのアラン・ランス社長は「手元資金が潤沢な投資家が、前日の下落と今日の朝方の軟調な局面を買い場として利用した」と指摘した。

ただ23日に下院で採決が予定されるオバマケア改廃法案修正案は、通過に必要な議員の支持を確保できていないもようだ。否決ないし採決延期となれば、トランプ政権の経済政策運営能力に対する投資家の信頼が揺らぐことになる。USバンク・プライベート・クライアント・リザーブのマネジングディレクター、デービッド・シーゴライト氏は「修正案が通過しなければ、市場が少しばかり不安定化しかねない」と述べた。

S&Pの11セクターのうち7セクターが値上がりした。ハイテク<.SPLRCT>が0.8%高と最も堅調で、金融<.SPSY>は0.2%安と続落した。

個別銘柄では写真・動画共有アプリ運営のスナップ<SNAP.N>が7.1%高。上場以降で2人目のアナリストによる「買い」判断を獲得した。

四半期売上高が市場予想を下回ったスポーツ用品のナイキ<NKE.N>は7.1%下がってダウ工業株30種平均を圧迫した。小売りのシアーズ・ホールディングス<SHLD.O>は12.3%安。同社は、数年にわたる赤字や減収を受け、事業存続能力に懸念を示した。

騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所が1.18対1で上げ優勢、ナスダックは1.33対1で下げ優勢。米取引所の合計出来高は約69億株と過去20営業日平均の70億株を下回った。

マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
  • 若者のための経済学
  • 本当に強い大学
トレンドライブラリーAD
人気の動画
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
ネットで生卵がメチャメチャ売れる驚きの理由
ネットで生卵がメチャメチャ売れる驚きの理由
やる気を削がれる人と奮起する人の決定的な差
やる気を削がれる人と奮起する人の決定的な差
「名岐アパレル」で連鎖倒産、産地の厳しい現実
「名岐アパレル」で連鎖倒産、産地の厳しい現実
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
サプライズと配当成長株で勝つ<br>株の道場 成長先取り編

菅首相の退陣決定を受け、東証株価指数が31年ぶりの高値へ急騰。日経平均株価も3万円を超えました。本特集では9月17日発売の『会社四季報』秋号を先取りし、上方修正期待の大きいサプライズ銘柄を抽出。株価上昇を享受する方法を会得しましょう。

東洋経済education×ICT