茨城県は、新しい働き方を全力で応援します 茨城県に住む。茨城県で働く。茨城県に拠点を置く。

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

サテライトオフィスを置いた後に、その地で採用活動をすることも当然考えられるだろう。つくばはそういう意味でも魅力的だ。

日立市にあるひたちたが(写真上中)と 「かどや」(同下)は、JR常陸多賀駅 徒歩1分という立地

そのほかにも、日立市であれば、電気・電子関連の産業が集積しているため、IT関連企業が拠点を置くのに適している。出張の多い仕事であれば、茨城空港に近いエリアに拠点を置くというのもいいだろう。鉄鋼や石油化学などの企業が集まる鹿島臨海工業地帯をターゲットにするのも一つの手だ。

最後に再び、大子町。今後はいろいろな企業に自らアプローチしたいと同町・皆川氏は語る。

「大子町のサテライトシェアオフィスは、最短一日からのスポット的な利用もできます。企業の中のチーム単位でたとえば一週間お越しいただき、午前中はITを使って通常業務をし、午後はくつろいだ雰囲気でディスカッションをし、休日は釣りや温泉を楽しむといった使い方もできる。集中的にプロジェクトを進めたい時にもお役に立てると思います」

徐々に大子町を知ってもらい、その先には移住してもらいたいという意図ももちろんある。

「大子町は高校生まで医療費が無料で、幼稚園や保育所も無料。17年4月からは給食費も無料になる予定であり、子育て環境のよさではどこにも引けを取りません。自然も豊かで、実際、町外から子育て世代の移住者も多くいます」(同町・皆川氏)

東京から近く自然も豊かな茨城県。つくばエクスプレス(TX)なら、つくばから秋葉原まで約45分。JR常磐線なら、県都・水戸から東京まで約1時間15分。県南東部にある太平洋沿岸の地域からは10~20分の間隔で高速バスが運行されており、東京まで約2時間で行ける。テレワークを活用すれば、たとえば会議に出席しなければならない日は東京へ通勤し、あとは在宅ワークをしながら子育てをすることもできる。

働き方が多様化するなかで、企業は社員のニーズにどう応えていくか。新しい働き方を検討するうえで、茨城県は有力な候補地になるはずだ。