茨城県は、新しい働き方を全力で応援します 茨城県に住む。茨城県で働く。茨城県に拠点を置く。
「これからは子どもを持つ女性だけでなく、介護という制約を抱える人もますます増えていきます。つまり、『毎日フルタイムで働ける人』の数が加速度的に減少していきます。そのような現実を前に、柔軟に働ける雇用制度を導入しなければ、優秀な人を採用できなくなるし、今いる社員の維持も難しくなっていくでしょう。今は企業が戦略としてテレワークを考えなければいけない時代なのです」
日本でテレワークの導入がなかなか進まないのは、労働時間で評価をしがちな雇用慣習もネックになっている。たとえば成果主義が浸透しているアメリカの場合、「成果を出せばどこで仕事をしてもいいし、束縛はしない。しかし成果を出せなければ解雇する」という雇用契約が成り立つ。テレワークが受け入れられる素地があったと言える。
「日本では、マネジメントとコミュニケーションを重視する日本型テレワークを目指すべきでしょう。今は社員とのコミュニケーションや情報共有のためのツールも数多くありますから、テレワークでもしっかりマネジメントすることが可能です」(田澤代表)
研究学園都市も豊かな自然環境もある茨城県の多様な資源
茨城県には、それぞれの特性を生かすことで企業のニーズに適応できる多様な地域がある。
たとえば、国の研究機関が数多く集まるつくば市だ。このエリアで主婦の在宅ワーカーをネットワーク化し、企業の業務を代行するビジネスを展開するエデュケーションデザインラボの平塚知真子代表はこう語る。
「つくばは研究者として働いている方が多いからか、主婦も高学歴でまじめな人が多いのが特徴です。ですから在宅ワーカーとしての仕事も本当にまじめに取り組みますし、ITスキルがない方でも当社による研修を受ければ3カ月ほどでエキスパートになるほどです」
実際、同社はAIに関する専門知識がないとできないような高度なデータ作成業務なども請け負っている。
「つくばは文化レベルも高いし、つくばエクスプレス(TX)を利用すれば都心まで最短45分で行けますから、住むにも仕事をするにも本当に素晴らしい街です」(平塚代表)