茨城県は、新しい働き方を全力で応援します 茨城県に住む。茨城県で働く。茨城県に拠点を置く。
茨城県の北部にサテライトオフィス※という可能性
JR水郡線の常陸大子(ひたちだいご)駅のすぐ目と鼻の先。2016年6月、「しゃも弁当」で知られる玉屋旅館の真向かいに「サテライトシェアオフィスdaigo front(大子フロント)」がオープンした。もとは写真館だったという建物を改修したこのサテライトシェアオフィスは、1階は共有スペースで、入居者は2階をシェアすることになる。といっても、2階は区切りのない広い空間だ。もちろんパーティションなどで自分だけの空間をつくることも可能だが、入居者同士の交流もしやすいようにあえて区切りのない空間にしたのだという。
「Wi-Fi環境を用意し、場所や時間を問わない人の働き場所として整備しています。事務所を開設するのに必要な費用の半分、最大100万円までは県が補助しますし、家賃は2階に専用デスクを置いても月額2万円と格安です。1階にはこの施設の運営を担うNPO法人『まちの研究室』の事務局が置かれ、スタッフも常駐しますから、安心して使っていただけます」(大子町まちづくり課課長補佐・皆川敦史氏)
すでに利用している1社は、大子町周辺で広告宣伝ツールの制作などの仕事を受注し始めているが、17年4月からはここで新たなビジネスも立ち上げる計画だという。また別の会社は、福島県南部にもクライアントがいるため、顧客により近い距離のこのオフィスを営業拠点として活用する意向だ。
※サテライトオフィス 組織がその本拠地から離れたところに設置するオフィス